星崎学区地区防災計画/市防災会議

 6月9日(金)午後2時から、名古屋市公館において名古屋市防災会議が開催されました。星崎学区の地区防災計画が提案され、審議の結果認定されましたので紹介します。

 名古屋市防災会議は風水害・地震・原子力・産業災害等に対する防災計画を検討する組織で、市長始め副市長・名古屋市会・指定地方行政機関等で構成され、地域防災計画の検討や修正を行っています。

 星崎学区は地域特性を熟知した住民が主体となり防災計画を策定し、過去に防災科学技術研究所が主催する防災コンテストでも優秀な成績を収めています。

 今回は平成27年度から挑戦した名古屋市初の地区防災計画について、「星崎学区から1人の犠牲者も出さない」をスローガンとして活動し成果をまとめ本会議に提案しました。

 それでは会場へご案内・・・



H2906名古屋市防災会議 (1)

 会場の名古屋市公館です。名古屋市の迎賓館として近年は結婚式場としても人気らしいのですが、受賞者を案内するこの方(写真右端)はお仕事が忙しく、今のところ縁が無いかもしれません。(-_-;)



H2906名古屋市防災会議 (2)

 今から披露宴・・・いや、名古屋市防災会議のメンバーが集結し、防災会議が始まりました。

 今日の議題の最初は地区防災計画の提案について、星崎学区の地区防災計画が審議されます。



H2906名古屋市防災会議 (3)

 名古屋市防災会議会長は河村市長。この地方の地震の歴史などを話された後、会長として本会へ提案された「南区星崎学区の地区防災計画」について、参加の委員さんへ審議を依頼されました。

 ・・・審議の結果提案された星崎学区地区防災計画は、全ての要件を満たしており、見事に名古屋市初の地区防災計画として認定されました!

 認定を受けたことにより星崎学区地区防災計画の主旨は、名古屋市地域防災計画の修正案に「地区防災計画」として盛り込まれることになりました。\(^o^)/



H2906名古屋市防災会議 (4)

 本会議の報告事項として、名古屋大学の鈴木康弘教授より名古屋市付近に推定されている断層に関する報告がありました。



H2906名古屋市防災会議 (5)

 教授は調査結果に基づいた「名古屋市街地を縦断する活断層の変動地形学的検討」から、名古屋市の地形特性を説明されました。

 本年度の防災活動として熊本地震を教訓とした本市施策への対応と、平成29年度なごや市民総ぐるみ防災訓練について説明があり、本会議は閉会となりました。



H2906名古屋市防災会議 (6)

 防災会議後に地区防災計画認定式が執り行われました。星崎学区荒川委員長と星崎消防団早川団長は河村市長から認定状を贈呈されました。 (^_^)v

 この後に荒川委員長と早川団長は会見に臨み、報道各社より活動に至る経緯・状況・課題の克服や成果等について多くの質問を受け回答することになりました。



H2906名古屋市防災会議 (8)

 市の関係者や報道機関の人達が退室した後、地区防災計画をまとめるに際し主体的に携わったメンバーが水入らずで記念撮影をしました。



      H2906星崎地区防災計画

 これが星崎学区がまとめ提案した「星崎学区地区防災計画(地震編)」です。

 地域住民が何回も打合せを重ね、災害情報(地域の経験情報・行政の専門情報等)を基に、学区の地域特性を踏まえたうえで、様々な角度からその課題をクリアしていくための対策に必要な災害情報の統合・共有と地域における協力関係づくりを築いて来た活動がまとめられています。

 本計画の中心的役割を担った星崎消防団の早川団長は、本日の認定がゴールではなくスタートと認識している。これからやるべきことを目指して気持ちを新たに活動したい。消防団は住民に一番近い存在、有識者や行政・NPO・災害ボランティア等と連携し防災活動を進めたいと決意を語られました。

 同じように地域の防災計画の策定を進める桜学区も、星崎学区の成果を大いに参考に今後の活動を進めて行きます。

地域防災研究会に参加

 5月24日(水)午後2時よりアイエムワイ貸会議室(千種)において、地域防災研究会が開催され参加しましたので紹介します。

 今回のテーマは豊田市モデル地区における防災活動の報告を始めとして、各地域で活動する団体の防災活動状況の報告がありました。

 それでは会場へご案内・・・



H2905地域防災研 (1)

 各地域から活動の現状が報告された後、エーアイシステムサービスから豊田市モデル地区における応用版防災カルテ作成等について活動報告がありました。

 エーアイシステムサービスは、地域防災・企業防災に関する 研究成果を社会に還元するために生まれた、愛知工業大学発のベンチャー企業です。



H2905地域防災研 (2)

 モデル地区は地震被害を想定して花園町自治区(若園中学校区)、洪水被害を想定して梅坪地区(梅坪台中学校区)、土砂災害を想定して小渡自治区(旭中学校区)を選定し実施しました。



H2905地域防災研 (3)

 活動はワークショップ方式により、地域の災害リスクを調べる、地域の状況を確認する、防災マップを作成し避難ルートとタイミングを考える、命を守るための取組を地域で確認、地域で訓練して対策を検討し見直すという手順で、防災カルテの作成を行った活動について報告されました。



H2905地域防災研 (6)

 ワークショップでは地域へアンケート調査を実施して、7項目をレーダーチャートに纏め地域防災力の評価を行いました。



H2905地域防災研 (7)

 一連の活動により地域特性を洗い出すことが出来、今後取り上げる課題や成果の展開等について今後の発展が期待できます。

 その他犬山西コミュニティ、緑陽コミュニティ(東海市)、愛知学院大による名古屋市北区(小学校)の取組、星崎学区は地域密着実践型防災訓練等の防災活動について報告を行いました。



H2905地域防災研 (8)

 桜学区は昨年の8月~12月に行った避難行動計画の計画策定と検証訓練実施、活動の成果品である“桜学区震災避難行動マップ”(写真)の作成、今年度以降に実施予定の防災活動について報告を行いました。

 その他事務局から「eコミュニティ・プラットフォーム」の普及推進団体の立上げ等、今後の活動について報告がありました。

防災安心まちづくり委員会(キックオフ大会)/星崎学区

 4月1日(土)午後7時から星崎コミセンにおいて、平成29年度 第1回防災安心まちづくり委員会(キックオフ大会)が開催されました。

 星崎学区と桜学区は南区防災研究会で共に活動していますが、星崎学区は先進の避難行動計画を着々と進めており、桜学区も避難行動計画の参考とする為に、キックオフ大会に参加しましたので紹介します。

 それでは会場へご案内・・・



H2904星崎防災計画キックオフ (1)

 会場となる星崎コミセンには、学区の公民会長・消防団員等など防災関係者が多数集まりました。



H2904星崎防災計画キックオフ (2)

 星崎学区連絡協議会の荒川会長が、計画の目的・基本方針・学区の防災マップ・地区の特性や懸念事項、町内により異なるリスク、地震発生の初動期から生活期までの実施事項、避難所の運営や各指定避難所の違いについて解り易く説明されました。



H2904星崎防災計画キックオフ (3)

 南消防署総務課防災担当井上主査の転任に伴い後任となった桜井防災担当主査が挨拶されました。



H2904星崎防災計画キックオフ (4)

 南区役所総務課防災担当中野主査は、本日は後ろから防災担当小畑主事のお手並みを拝見する様です。



H2904星崎防災計画キックオフ (5)

 小畑主事は特に一時避難場所・指定緊急避難場所・指定避難所の役割の違いについて丁寧に説明を行いましたが、今迄かなりもまれ成長したらしく堂々と説明を行っていました。



H2904星崎防災計画キックオフ (6)

 南消防署予防課予防係西尾さんは自主防災組織について、詳しく説明されました。阪神淡路大震災や熊本震災において、救助された人の9割以上が近所の人からであったことから、自主防災組織の大切さを説きました。



H2904星崎防災計画キックオフ (7)

 日頃からどの様な準備を行ってどの様な行動をすれば、大災害時の被害を軽減することが出来るかを、過去の災害の例を挙げ説明しました。



H2904星崎防災計画キックオフ (8)

 最後は早川消防団長による地域密着実践型防災訓練の説明です。団長は各町が持ち回りで一時集合場所で行うべき安否確認・初期消火・けが人搬出等の実践訓練を実施したいと述べられました。

 星崎学区ではこの後も委員会やコア会議を開催して、避難所運営訓練・宿泊型訓練の実施を計画し、防災力の向上を目指していくようです。

地区防災計画フォーラム/内閣府

 3月25日(土)午後1時から名古屋国際センター(ホール)において、内閣府が主催して「地区防災計画フォーラム」が開催され、南区防災研究会で活動する星崎学区早川消防団長の発表を聞いて来ましたので紹介します。

 本フォーラムは3部構成となっており、それぞれに基調講演、事例発表、パネルディスカッションが行われます。

 それでは会場へご案内・・・



地区防災フォーラム

 名古屋国際センター(ホール)の会場へは各地域で防災関係の活動をする人たちが集まりました。
 


第1部基調講演坂本先生

 第1部<今年度の活動>が始まりました。“熊本地震をふまえた今後の地区防災のあり方”と題して名古屋大学減災連携研究センターの坂本特命准教授が基調講演を行いました。

 先生は糸魚川市火災の実例や“稲むらの火”等歴史上の出来事を例に義務としての共助について時代と共に形態の変化について述べられました。

 熊本地震では住民が地域のリスクを認識したうえで、地域解決型の災害対応体制が出来ていたこと等から、地域防災に必要な仕組みについて述べられました。



モデル地区の報告

 続いて平成28年度地区防災計画モデル地区に選出された7地区の代表者が活動の報告を行いました。



第1部パネリスト井良沢先生

 報告を受け“今年度のモデル事業の結果について3名のパネリストにより”パネルディスカッションが行われました。



磯打先生基調講演

 第2部<活動マネジメント>です。最初に“地区防災計画マネジメント”と題して香川大学四国危機管理教育地域強靭化研究センターの磯打特命准教授が“次の世代にどのような価値ある未来を手渡したいか”と題して基調講演を行いました。

 ここでは平成26・27年度モデル事業に選出された2地区のマネジメントへの取組報告がされました。



体操

 報告後に3名のパネリストによるパネルディスカッションが始まり・・・と、その前にここまでかなり時間が経っていますので、参加者全員が立ち上がり体操を行いました。 (^_^;)

 手を伸ばし左手はグー、右手はパー、次はチョキ・・・、えっこれってコグニサイズ? そういえば皆さん御歳を召していらっしゃる。アレの予防ですか。 ((+_+))



第2部パネリスト早川さん

 冗談はさておいて、いよいよ早川さんの登場です。星崎学区で今活動している地区防災計画について、活動組織・助け合いの仕組み作りや、特に大災害が発生した場合の隣接学区との協力・連携関係の構築及び住宅耐震化・災害時要援護者支援マニュアル作成などの取組事項を語られました。



早川さん

 ここで司会者から3名のパネリストにいきなりの難問が・・・。

 今の思いを1文字であらわして下さい。「C」、「まちづくり」、「生」・・・、突然のお願いに多少字余りもありましたが、それぞれの思いを描き表しました。

 早川さんは「生」、自分が生き延びないと何も始まらないという思いで1文字を表現したようです。



BCPパネリスト鳥原さん

 第3部は<今後の展望>、「地区防災計画の未来」と題して神戸大学室崎教授をファシリテーターとして5名のパネリストがそれぞれの分野について、活動状況を発表されました。

 (株)マルワ代表取締役鳥原社長は、企業のBCP(災害時の事業継続計画)への取り組みを紹介されました。また印刷会社の社会的責任について、障害者へも優しいユニバーサルデザインの取組状況についても発表されました。

 今日のフォーラムへ参加して様々な団体が、防災について多様な活動をしていることが解りました。今日の発表内容を聴き、沢山の事項からやりたい事ことを拾い上げ地域の活動に取り入れ、活動の改善を図っていきたいと考えます。

障害者コミュニケーション推進シンポジウム/(ADF)愛知障害フォーラム

 2月25日(土)午後1時より名古屋市立大学桜山キャンパスさくら講堂において、愛知障害フォーラムが主催して障害者コミュニケーション推進シンポジウムが開催されました。

 主宰者のADF(愛知障害フォーラム)は、JDF(日本障害フォーラム)と連携を図りながら、障害の種別や 団体の枠を超え、日本や愛知県の障害福祉の向上を目指し、全国で初めて結成されたものです。(ADFホームページより抜粋)

 シンポジウムは、東日本大震災時に聴覚障害者の立場や行動を様々な視点で捉えた映画「架け橋 きこえなかった3.11」を鑑賞して、制作者今村綾子監督の講演を聴き、様々な障害を抱えるシンポジストがそれぞれの立場から意見を述べます。

 今日は南区防災研究会で共に活動する、「南区自立支援連絡協議会 要援護者の防災を考える会」濱田部会長がシンポジストとして参加していますので、桜学区連絡協議会森川会長が学区の防災対策・避難所運営の参考とさせて頂くため聴講しましたので紹介します。(紙面の都合上濱田さん関係を主に紹介しました。 <(_ _)>)

 それでは会場へご案内・・・



H2902障害者

 本日の司会は和服姿のNPO名古屋難聴者・途中失聴者支援協会の担当者が努めます。彼女は聴覚障害があっても前向きに行動し、今日は着物の奥深さに魅了され和服を着て司会を務めさせて頂きますと。舞台が華やかになりました。(^_^)v



H2902障害者コミュニケーション (2)

 主催者挨拶は愛知障害フォーラムを代表して名古屋手をつなぐ育成会理事長仁木雅子さんが述べられました。



H2902障害者コミュニケーション (3)

 これから観賞するドキュメンタリー映画を制作した今村綾子監督の講話と挨拶です。彼女は自身も聴覚障害者であり、同じ聴覚障害者の被災者と寄り添い制作した映画への思いを語られました。

 彼女が製作した「架け橋 きこえなかった3.11」は東日本大震災時に聴覚障害者が体験した、聞こえない恐怖や周りからの疎外感、立ちあがる障害者の行動力を追った素晴らしい映画でした。



H2902障害者コミュニケーション (4)

 今村監督の講話に対する祝福の拍手・・・は聞こえませんので、聴覚障害者への拍手は手のひらをヒラヒラさせることにより行いました。

 本ホールの前寄りの席には聴覚障害者用に「磁気ループ席」が設置されています。
 磁気ループは、磁気誘導ループによりもたらされる磁気を受信し、音声信号に変えることで補聴器で雑音の少ないクリアな音声を聴くことができ、周りの雑音に影響されにくい補聴設備です。



H2902障害者コミュニケーション (5)

 「架け橋 きこえなかった3.11」の上映が終わり、休憩時間になりロビーへ出てみると、障害特性に応じたコミュニケーション機器の展示会が行われていました。音声・文字変換機を試しましたが、最新の機器の性能には目を見張るものがありました。



H2902障害者コミュニケーション (6)

 シンポジウムが始まりました。コーディネーターはタレントの鉄崎幹人氏(前列左端)、軽妙な司会でシンポジストへ質問をぶつけます。

 メンバーはコメンテーターとして中京大学伊藤葉子準教授、シンポジストとして名古屋視覚障害者協会の田中会長(弁護士)、知的障害者の名古屋手をつなぐ育成会青年の会の今井さん、要援護者の防災を考える会濱田部会長、名古屋市社会福祉協議会地域福祉推進部の中村さん、聴覚障害者の名身連聴覚情報言語障害者文化センター笹川所長です。

 シンポジストの知的障害者は、人ゴミや騒がしい場所が苦手、災害時には健常者とは別に福祉避難所が必要と考えますが、整備が追い付いていない等の不安があるとの意見が出ました。



H2902障害者コミュニケーション (7)

 要援護者の防災を考える会の濱田部会長がフォローしました。彼女は普段から見守りしている。シンポジストに選ばれて一生懸命練習した。かなり頑張っているし緊張している。

 一般に知的障害者は多様で自分の気持ちを上手く表せない人が多い。また並んで順序を待つ意識が無いし、言われても判断できないので避難所などでトラブルになり易い。<(`^´)>



H2902障害者コミュニケーション

 コメンテーターとして中京大学伊藤葉子準教授(右から二人目)が発言された。障害の社会モデルについて障害は本人ではなく社会が生み出していると考え、それを社会的に取り除くことが大切と考えられるようになった。

 コーディネーターの鉄崎さんが問題を掘り下げます。当たり前が当たり前で無い、普通に暮らしていても苦労が出てくるし、いざ災害となると命にかかわる問題となります。

 障害者は避難所での生活は周りの状況が理解できないので、パニックになり易くその場に止まり難い、危険でも自宅や車に行くしかない。その情報が避難所に届かないとそのまま放置されてしまうのでは。

 鉄崎さんは福祉は余裕があるときは易しいが、災害時の様に追い込まれると難しくなりますね。<(`^´)>

 視覚障害者は不慣れな場所での生活には人的サポートが必要となる。避難所の情報伝達は掲示板が中心であるが、物資の配給やトイレの位置などの情報が受け取りにくいのでは。トイレ等で現在いる場所を離れると、通路が無く帰れない。見える人には解るが視覚障害者には口頭などでの伝達と共に通路を作ってほしい。

 この他シンポジストからそれぞれの障害者の立場から沢山の意見がありました。



H2902障害者コミュニケーション (9)

 最後に名古屋市身体障害者福祉連合会橋井常務理事より閉会の挨拶がありました。

 今日のシンポジウムに参加して学区の避難所運営の改善に大いに参考となりました。いつかこの活動が “耳の聞こえる人と聞こえない人との架け橋、そして、地域の皆さんとの架け橋”となることを期待します。
プロフィール

桜学区連絡協議会

Author:桜学区連絡協議会
事務局:名古屋市南区桜台2-15-4
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TEL 052-822-4339

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