防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」

 10月8日(月・祝)午後0時30分~午後7時までオアシス21「銀河の広場」において、防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎(や)」が開催され、桜学区から森川会長・石川副会長・野嵜消防団長が出席しましたので紹介します。

 本シンポジウムは防災・減災活動に従事している愛知県各地の防災関係者である地域団体・NPO・ボランティア団体・大学生・社会福祉協議会・行政職員が一堂に会し、きずなの強化や一般の方々と一緒に地域防災力の向上を図ることを目的とし開催されました。

 それでは会場へご案内・・・



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 ”歌うママ防災士”柳原志保さんの基調講演~いつかでなく、今やろう!~、講師は宮城県で東日本大地震に遭遇し、熊本移住後に熊本地震という2つの大地震災害を経験されそこから学ぶ教訓を伝えました。

 コンビニも無いような田舎暮らしをして便利じゃない日常を体験したので、便利じゃない災害時も役に立った。

 高齢者福祉や地域づくりの活動が防災に繋がる、・・・婚活も(えっ)。キーワードを見つけて色々な人に広めて行きたい。

 講演の途中に皆さん“クロスロード”を御存知ですか?と切り出され、講師は一方的に話をするのでなくクロスロードを通して会話がしたいのでここで問題と向き合って下さいと問題を出されました。<(`^´)>

 つなぎ舎で皆さんが一緒になり同じ目標を持って交流する場がある愛知県は素晴らしい。今日は「気づきの種」を蒔いて行きますので皆さんは防災の花を咲かせて下さい。

 最後に“歌うママ防災士”の本領を発揮して、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」を伸びのある美しい声で歌い講演が終了しました。



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 レスキューストックヤード代表理事の栗田暢之さんが「最近の災害現場の現状(平成30年7月豪雨・大阪府北部地震など」について報告され、分科会全体を統括するコーディネーターを務められました。



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 各講師の講演中もお隣の広場では愛知県の巨大地図に県の重要施設の位置に、名古屋大学減災研究連携センター福和教授の指揮のもとLEDのマーカーが置かれていました。

 参加者は場所を名古屋栄ビルディング12階の会議室に移し午後3時~午後4時30分まで防災人材大集合~全ての人が防災の担い手になるには~について分科会が開催されました。



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 分科会はワークショップ形式で防災・減災活動に従事している地域団体・NPO・ボランティア団体・大学生・社会福祉協議会・行政職員が12のグループに分かれ、~全ての人が防災の担い手になるには~のテーマで話し合いを行いました。

 森川会長(こちらを向いている人)が参加した1班は、1)地域で元気の出る企画、2)子供へ楽しい防災啓発を行う、3)企業と協働で相互理解を含め地域貢献を行う、4)行政・社協とはパートナーとして協働し活動するを纏め提案しました。



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 お隣の2班に石川副会長(中央のネームプレートを掛けた人)が参加していますので覗いてみました。検討課題は1)かかわりのある人はいつも同じ。2)若い人を含め次の担い手がいない、3)地域の人口が昼・夜で大幅に変化する等の課題に対し5項ほどの解決策が検討・提示されていました。



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 野嵜消防団長(左側の立っている人)が参加した3班の検討結果です。1)他人ごとにしている、2)時間が拘束されるイメージ、3)防災は後回し、4)イベントに参加しにくいに対して新たな視点から解決策が提案されていました。



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 成果発表会場は再び銀河の広場で行いました。分科会で討論した12の班が順に発表を行いました。



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 最後の学生の班が発表する頃には辺りが闇に沈み、背景の銀河の広場や遠くのビルのイルミネーションが美しく輝き幻想的な発表会となりました。若者らしく1)硬いイメージ、2)情報が手に入らない、3)学生での限界について課題提起し前向きな対策案が提示されていました。



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 一方巨大愛知県地図が描かれた広場では福和教授のチェックが進んでいます。県下の施設の位置やプロジェクションマッピングによる地震の揺れ・津波遡上・道路の閉鎖・地盤の液状化等の場所が示されます。



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 星崎消防団早川団長(左側)が星崎学区の位置で福和教授と何やら密談をしているようです。津波の浸水高さや液状化の範囲についてかもしれませんが、内容については良く聞こえませんでした。

 福和先生の巨大愛知県地図によるリスクの確認は壮大なスケールで地震による製造拠点・物流経路・エネルギー拠点のダメージによるその後の復興や日常生活への影響など、ぞっとするものが多く改めて日頃の備えの大切さを学びました。

第2回 南区防災安心まちづくり部会

 10月2日(火)爽やかな青空が広がりました。午前10時から南消防署2階講堂において第2回 南区防災安心まちづくり部会が開催され出席しましたので紹介します。

 本会は南消防署・区役所・警察署・土木事務所・消防団連合会及び18学区の区政協力委員長が集まり、火災予防と防災活動について情報を交換し共有することにより南区全体の災害対策について検討するものです。

 それでは会場へご案内・・・



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 相原南区区政協力委員協議会議長は、伝馬学区で実施された南区総合防災訓練や秋の火災予防運動について述べられ、開会の挨拶をされました。

 清水南消防署長は24号台風における市内の被害状況や避難所の開設状況を報告しました。また大型の25号台風も続いていますので、地域の避難活動を宜しくお願いしますと挨拶されました。



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 ここからは事務局が議題を提起し検討を進めます。立松副署長が議事を進め、各担当部署が議題内容の説明を行います。

議題
1.秋の火災予防運動の実施について
 11月9日~15日まで運動が展開されますので各地域で協力願います。



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2.防災安心まちづくり運動の活動状況について
 各学区の防災訓練・学習訓練の実施状況が報告されました。訓練の質の向上と地域の福祉事業者等と連携し災害後のケアについても検討したい。

3.防災安心まちづくり功績者の表彰内申について。
 各地域とも表彰者の推薦書を10月19日までに提出して下さい。

4.新たな初期消火器材(スタンドパイプ)の導入について。
 地域住民主体で初期消火に取組み、被害の低減を図るため木密地域の自主防災会に導入する。現在南区で41自主防災会が導入済み。

5.家具固定ボランティアの要請派遣始業について
 南区の活動状況とボランティア募集について説明がありました。



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6.自主防災組織防災診断の進捗状況について
 地区防災カルテ実行委員会に参加の自主防災会長の自主防災会(寺崎町・鳥栖1東)から順次実行します。

7.住宅用火災警報器の設置と維持管理について
 名古屋市の設置率(全部設置:寝室・台所・階段)は一部設置は全国平均を上回っているが、全部設置全国平均より10%程度低い、当初のものは電池寿命(約10年)を確認し必要な場合は更新をお願いします。

特別議題
 当日の議題にありませんでしたが、先の大型台風24号について各学区住民に避難者が出ましたので、地域の防災活動や避難所の開設・運営と課題についての報告と今後の検討要請がありました。
 1.高齢者を中心に相当早い時間からの避難が始まることが予想された為、避難準備・高齢者避難開始発令に関係なく学区が管理する桜コミセンに避難所の開設準備を行い避難者に備えた(学区災害救助地区本部マニュアルによる)。

 独居高齢者を中心にマスコミの影響や安全上風雨の弱い時間帯に避難したい思いから避難開始がかなり早くなる傾向となり、行政の緊急配備前に避難者が出た場合に避難所担当職員は派遣できるのか。(今回桜学区は桜コミセンを30日午後1時開設準備~翌日午前5時15分閉鎖。避難者は午後5時頃来所した為、緊急配備された区役所担当者が来たが、配備前に避難者が来ると学校等の避難所は担当者が不足するケースも考えられる)

 2.区役所・学校、消防団等の担当者の緊急配備情報が各団体へ個別に伝えられたため、各団体間で連携を取るのに苦労した。(当学区は小学校教頭・消防団長から配備の報告を受けたが、当初消防団・学区間の連絡・連携に苦慮した地域もあった?)

 3.避難所の開設時期については避難準備情報に関係なく避難者が出た時点で開設しましたが、閉める時期については避難者の都合により対応に苦慮した。(避難者の家庭や個人的都合もありマニュアル化が困難)

 4.今回の避難者は避難所入所が午後5時過ぎで夕食を済ませていましたが、災害発生の時間によっては食事が必要になります。避難した避難者(水・食料を持っていない)に、ここは緊急避難場所なので食料はありませんと伝えるのはつらいので、指定避難所として備蓄してある食料を提供することになると考えますが、避難所と避難場所の使い分けに苦慮します。避難者数が多い場合は・・・<(`^´)>

その他
1.自主防災組織用品の斡旋について
 各自主防災会の用品を点検し後進が必要な物は11月12日までに申し込みをお願いすします。
2.年末特別消防警戒について
 各消防団は地域の火災予防の為の特別警戒をお願いします。


南区総合防災訓練/伝馬小学校

 9月2日(日)昨日の「防災の日」を含め防災週間では各地で防災関連行事が行われています。午前8時30分から伝馬小学校において南区総合防災訓練が実施され、見学してきましたので紹介します。

 この訓練は災害対策基本法始め名古屋市の地域防災計画に基づき、市民・防災関係機関・事業者及び市が協力して地震災害を想定した総合的かつ実践的な訓練を行うことにより、防災意識の高揚を図ることを目的としています。

 本訓練は9月2日に名古屋市域を含む東海地方の広い範囲で大きな揺れを観測する南海トラフ巨大地震が発生し、市内全域において家屋の倒壊や多数の死傷者が発生すると共に、大津波警報が発令されたとの想定に基ずき実施されました。

 それでは会場へご案内・・・



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 学区の住民が一時集合場所に集まり安否の確認を行った後に、緊急指定避難場所である伝馬小学校に避難してきました。



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 住民最初の訓練は煙体験、黄色いハウス内が煙で充満しています。開けただけで凄い煙が噴き出して来ました。住民の皆さんはここから中へ入り反対側へ出ますが、煙の怖さを知る貴重な体験となったようです。



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 スタンドパイプ(手前の台車上)の実演です。スタンドパイプは消防車の入れないような狭い道の木密地域に配備された初期消火設備で、住民が管理し万一火災発生時は道路にある消火栓に立てて初期消火を行います。



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 道路敬開訓練は、災害により道路上に散乱した被災物を除去して、緊急車両を始めとする支援車両を通すために行う作業で災害復旧に向けた大切な作業となります。



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 倒壊したブロック塀や家屋の下敷きになった人を救助する訓練です。ジャッキやバール等を使用して消防と警察がチームを組み素早い救助活動を展開しました。



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 家庭用の消火器を使って住民による初期消火訓練を行っています。訓練は水を使用しますが、本物は粉末消火器となりますので消火器を使用する距離や粉末消火剤の特徴を説明してより効果的な消火訓練を行いました。



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 訓練の華、伝馬消防団及び近隣学区消防団による一斉放水訓練を行いました。空高く舞い上がる水柱が見事なアーチを作りました。

 また仮設トイレの設置、地下式給水栓の操作、備蓄物資の確認・配分訓練や要配慮者を福祉避難所へ移送する訓練及びペットを同行した避難訓練等も行われました。



H3009南区総合防災訓練 (8)

 伝馬学区住民はグランドでの様々な訓練を体験したり見学した後に体育館へ移動し防災教室に参加しました。

 総務課防災担当土田主査より緊急警報のサイレンの種類と住民の皆さんの対応について説明がありました。ウーー・・・避難勧告をお知らせするサイレン、ピロン・ピロン・・・会場から声が上がりました知っていると、モーー・・・ミサイルなどの武力攻撃を受けた場合(大戦中の空襲警報の様です)。

 伝馬消防団による防災グッズの製作体験(写真)、新聞紙からスリッパを作る工作で、皆さん消防団の丁寧な説明に小学児童の様に楽しんでいました。またビニール袋を利用したカッパや防寒具の説明もありました。災害時に屋内でガラス等で足に怪我をしない様にしっかり覚えて下さい。



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 保健所伊藤主査と伝馬学区担当保健師により避難所での健康管理について説明がありました。

 避難所は閉鎖的な環境であり衛生上も問題が起きやすいので、エコノミー症候群や感染症への対処などについて詳しく説明されました。



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 河野南区長の講評です。訓練関係者へ謝辞を述べられた後に事前の準備や訓練の大切さ、本訓練で初めてペット同行の避難を行ったなど新しい試みを紹介されました。
 南区から一人も犠牲者を出さない!との強い決意を語られました。

 また大型の台風が近づいて上陸が予想されます。お帰りになりましたら事前の準備や早めの準備を行って台風に備えて下さいと伝えました。

 伝馬学区の住民の皆さん、区役所・消防署・警察・土木事務所・環境事業所・上下水道局等の行政機関の関係者の方ご苦労様でした。


平成30年度 第2回 家庭の防災教室

 9月2日(日)午前10時から桜消防団は桜コミセンにおいて第2回家庭の防災教室を開催しました。内容は在宅避難に利用したい災害伝言ダイヤル取扱いと、困るであろう災害用非常トイレについて行いました。

 昨日は「防災の日」、大正12年9月1日に関東大地震が発生し多くの方が亡くなられ、昭和57年にこの日を含む1週間を「防災週間」として様々な防災活動が行われています。

 本日、南区では伝馬小学校において“なごや市民総ぐるみ防災訓練”が行われていますが、桜学区では6町内の自主防災会を対象とした防災教室を開催しました。

 それでは会場へご案内・・・



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 コミセン2階会議室で防災教室が始まりました。今日は伝馬小学校で開催される南区防災訓練に森川学区会長と野嵜消防団長が参加していますので、石川学区副会長が本日の防災教室についてしっかり学び災害に役立てて下さいと挨拶しました。



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 南消防署田畑さんは、阪神大地震や東北大地震で被災された方の体験から、皆さんにソフト面で少しでも役に立つ情報をお伝えしますと挨拶されました。



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 最初に災害ビデオ「もし、あなたの家族や親族・知人が済んでいる地域で地震などの災害が起こったら・・・」を鑑賞して災害の怖さを認識しました。



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 大きな地震の後はライフラインが壊れ電話もつながりません。そこで学区高齢者パソコン教室の講師も務める等モバイル得意な女性団員が、災害が起きた時に使用できる携帯電話による家族の安否について説明を行いました。



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 参加の皆さんもご自分の携帯電話を利用して災害伝言ダイヤル171の取り扱いについて説明を受けご自分で試しています。



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 遂に登場この方、災害トイレのエキスパート!今日の参加者に聴覚障害の方はお見えになりませんが、言葉だけでなく大きなゼスチャーを加え解り易く家庭の便器を利用する消臭凝固剤がセットになった非常用トイレの説明をしています。



H3009家庭の防災教室 (7)

 凝固剤を入れゲル状に固まった水(赤〇内)を参加者に回覧して、凝固剤によってゲル状に固まった状態を確認して頂きました。

 この災害用の非常トイレは避難所となる小中学校やコミセンに配備されていますが、在宅避難の場合は下水インフラが壊れ最初に必要となります。ホームセンターなどで便利なグッズを販売していますので、水・食料と共に是非ご家庭に備蓄をお願いします。

「福祉施設のBCP(事業継続計画)を学ぶ」研修会

 7月10日(火)午前10時から区役所2階講堂において、南区自立支援連絡協議会の“避難行動要支援者を考える会”は、南区内の福祉施設を集め「福祉施設のBCPを学ぶ」研修会を開催しました。

 BCP(Business Continuity Plan事業継続計画)とは、大災害などに遭遇したとき事業の継続、早期復旧を可能とするために、平時から緊急時における事業継続の方法、手段などを決めておく計画のことです。

 この計画は製造業など一般の企業には導入が進んでいますが、災害弱者となる高齢者や障害者を預かる福祉施設には導入が進んでおらず、災害時の人命救助や施設の早期再開の課題となっていました。

 おりしも西日本豪雨による各地に甚大な災害が発生し、岐阜県などにも大被害が発生し福祉施設も被災した為、今日の講演は福祉施設にとってまさにBCPに係わる大問題となりました。

 それでは会場へご案内・・・



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 会場となる南区役所2階の講堂には南区内にある福祉施設のうち30団体の管理者・担当者と、南区災害ボランティア及びみなみ家族会、南区育成会等の障害者団体が研修会に参加しました。

 また行政機関の南区役所総務課・福祉課、南消防署及び南区社会福祉協議会などの防災・福祉関係部署からも代表者が出席しました。



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 午前10時となり「福祉施設における災害発生時の初動対応と福祉施設のBCP(事業継続計画)」研修会が開会となりました。



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 研修会の司会進行は南区手をつなぐ育成会濱田会長、本日の研修会の開催目的や概要等について説明され、行政防災部署や福祉部署代表から挨拶を受けてスタートしました。



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 本日は本題の「福祉施設における災害発生時の初動対応と福祉施設のBCP(事業継続計画)」について福祉防災研究所の足立育雄所長による講演を聴講します。

 足立講師は銀行マンから転じてトヨタ関連企業でBCPに係わった後に、社会福祉法人岐阜羽島ボランティア協会役員として活躍されています。それでは講演内容の概要を・・・

 福祉施設における災害発生時の初動対応について、利用者の身を守る瞬時の行動が出来るか?この様なことは防災訓練で行うのではなく、平素の訓練メニューに組み込みいつでも行動できるようにすることが重要です。

 訓練により災害に強い福祉施設を創り福祉施設の早期立ち上げを行い、災害関連死を無くす運動を行う。(東日本と阪神淡路大震災による災害関連死者数の9割が66歳以上の高齢者、発災から3週間以内が5割を占めている。)

 被災した場合入所者の移動が一番危険だが、福祉施設の自立が遅れ(日頃の準備が出来ていない)開設が出来ずに止むを得ず移動しなければならない状況が発生する。

 福祉事業は他の業種と違い介護サービスを停止できない為、ライフラインが停止した状況下でもサービス提供の為、前もっての準備が必要である。

 次に防災計画とBCPの違いについて述べられました。防災計画は「対処療法型」で災害で発生するであろう事象に対しての対応を行う計画・訓練です。

 これに対しBCPは「対策先行型」であり、初動体制では防災計画に準じて生命・施設の安全を守り、安全が確認されれば、リーダーがその施設の限られた経営資源の中で事業が継続できる最低限のサービスを行いながら、早急に施設の機能を回復させる取組み。

 BCPを計画するに際しあれもこれもとてんこ盛りの計画はとん挫するので、足元を固め出来ることから始めるのが良いと導入に対する考慮すべき点を述べられました。

 講演後に参加者から質問があり、多くの防災訓練を計画・実施した星崎学区消防団早川団長から、どの様な災害を把握するか~施設のリスクを知る~必要な対策案~そのために必要なモノ・ヒト~効果の分析等防災上の視点について回答されました。

 また地域と福祉施設の関係について桜学区森川会長より、今回の学区が担当した水防訓練で初めて福祉施設に参加頂いた。災害対応には日頃から地域と福祉施設の関係つくりの重要性を認識したので、今後も文化祭での作品出展など機会を見つけ交流を進めていくが、施設側も遠慮せずに情報を発信してほしいと回答されました。



H3007福祉施設のBCP (5)

 本日の研修会では福祉施設の防災対策や地域との連携の少なさなどの課題が見えました。皆さんが防災対策について“気づき”を持ち今後の防災対策に考慮して頂き、地域との連携を深め災害に強い施設となることを期待します。

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