南区学区役員研修会

 11月27日(水)雨が落ちて来そうな天気ですが、南区区政協力委員協議会は防災研修を主とした研修旅行を開催しました。雨が降りませんように・・・

 研修先は大阪市西区にある津波・高潮ステーションと北区の造幣局本局構内にある博物館。水の都大阪市の浸水災害対策と近代日本の貨幣について学習してきました。

 それでは現場へご案内・・・


 津波ステーション正面

 バスは西区にある津波・高潮ステーションにやって来ました。今日は我々の見学前に小学校の見学会が行われており、元気なチビッ子が沢山訪問していました。



海抜0メートル

 館内は起・承・転・結と4つのゾーンに分かれています。最初は“起 海より低いまち大阪”と題して床面を海面に見立てた住宅が展示それており、我々が建っている床からかなり低い場所から住宅が建っている状況を見て大阪の問題点に衝撃を受けました。



被害写真

 次のゾーンは“承 災害を乗り越え着実な高潮対策”として、高潮災害被害が有った歴史や防災施設の働きが解る資料が展示され、災害の歴史や被害を公開しています。



防潮水門

 高潮防災施設の働きとして実物の防潮水門が展示され、開閉作業を見学者が行う様になっていました。ハンドルを回し水門が動くことを確認し、災害時の開閉は地域の水防団(ボランティア)が行っていると説明を受けました。



アーチ型水門

 “転 高潮とは異なる津波の脅威”、高潮対策の転機となったのは近い将来必ず起こるであろう、高潮とは異なった巨大地震による津波の破壊力の恐ろしさを学ぶゾーンです。



津波説明

 “結 津波災害から命を守る知恵”地震や津波が発生するメカニズム、想定される被害規模や被災地域など、様々な研究から解ってきていることが多様な展示で紹介されています。



防災地図

 係の人が床に描かれた巨大なマップについて説明しています。南海トラフ巨大地震による津波浸水想定区域図で、浸水深さや津波到達時間が描かれています。

 この他、本研修ではダイナミックキューブ「津波災害体感シアター」で前面・左右側面・床面にひとつながりの映像を鑑賞して包み込まれるような津波の恐ろしさを体感しました。



造幣博物館入口へ

 昼食を取った後、最後の研修地である造幣博物館を訪問しました。造幣局は桜並木が美しく、今の桜は紅葉となっていますが、満開時は”桜を見る会”・・・いや、“桜の通り抜け”が開催され、造幣局構内を解放して満開の桜を見物する風物詩として人々に愛されています。



コイン展示

 館内は創業当時をしのぶガス灯や大判・小判等の古銭を始め明治以降の我が国の貨幣や勲章・メダルが展示されています。



コイン製造機1

 貨幣を作るための圧穿(穴あけ)、圧縁(縁のギザギザ等の飾り)、圧印(表裏の模様を付ける)等の機械が並んで展示され、製作した勲章やオリンピックのメダル等も展示されていました。

 今回の研修は名古屋と同じ様に海抜0メートル地帯が広がる大阪のまちの防災対策を学習し、地域防災活動に大変参考になりました。

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